令和4年『善光寺前立本尊御開帳』
開催期間：令和4年4月3日（日）～6月29日（水）

■ 善光寺御開帳行事スケジュール
　03月27日（日） 回向柱受入式
　04月01日（金） 回向柱建立式
　04月02日（土） 前立本尊御遷座式
　04月03日（日） 開闢大法要
　04月23日（土） 中日庭儀大法要（浄土宗）
　05月07日（土） 中日庭儀大法要（天台宗）
　05月15日（日） 篠ノ井大獅子奉納
　06月04日（土） 全国善光寺会お練り大法要
　06月12日（日） ながの祇園祭屋台巡行
　06月29日（水） 結願大法要
　06月30日（木） 前立本尊御還座式

■ 善光寺（ぜんこうじ）
　日本最古といわれる御仏を祀る善光寺は日本を代表する霊場であり、法燈連綿として約1,400年の歴史を経て今日に至っています。
　寺伝によれば、皇極天皇3年（644年）に創建されてから十数回の火災に遭いましたが、その度に全国庶民の力で復興されてきました。
　御本尊「一光三尊阿弥陀如来」は、インド〜朝鮮半島の百済国を経て、欽明天皇13年（552年）に日本へ渡られたとされる三国伝来の御仏で、秘仏となっています。
　現在の本堂は宝永4年（1707年）に落成し、江戸時代中期を代表する寺院建築として、国宝に指定されています。
　善光寺は、古くから身分や性別を問わず、誰もが参拝できる無宗派の寺院であり、特に庶民や女性から絶大な信仰を集めました。今でも年間約600万人が訪れるすべての人の往生極楽の門として、また現世の安穏をお与えくださる大慈悲の如来さまとして全国から庶民の寺として深く親しまれています。

■ 善光寺前立本尊（ぜんこうじまえだちほんぞん）
　善光寺の御本尊「一光三尊阿弥陀如来」は白雉5年（654年）以来の秘仏です。その後、信徒の強い願いのもと、鎌倉時代に御本尊の御身代わりとして前立本尊が造られ拝されるようになりました。
　前立本尊は、1つの光背の中央に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩が並ぶ、善光寺独特の一光三尊阿弥陀如来のお姿をされています。

■ 善光寺前立本尊御開帳（ぜんこうじまえだちほんぞんごかいちょう）
　普段は御宝庫に安置されている前立本尊。そのお姿を特別に拝むことができるのが、数えで七年に一度の御開帳。
　御開帳では前立本尊中央の阿弥陀如来の右手と、本堂前に立つ高さ約10メートルの「回向柱（えこうばしら）」とが、「善の綱」によって結ばれます。前立本尊と繋がった回向柱に触れることは前立本尊に触れることと同じで、ありがたいご縁が生まれ、その功徳は計り知れません。
　善光寺前立本尊御開帳は、新型コロナウイルス感染症の感染対策の一環として、分散参拝を促すため、会期を当初の予定から1ヶ月延長いたしました。施設内消毒の徹底や三密の回避に向けた施設内外での人数制限等、皆様に安心・安全にご参拝いただけるよう様々な対策の実施を予定しております。

◆善光寺御開帳をより詳しく知りたい方は･･･
ながの観光コンベンションビューロー発行のパンフレット「善光寺御開帳へ行こう」（PDF）も併せてご覧ください。

善光寺公式Twitter